思い出せば17年前の昨日、町の公民館で開催されていた何かの集まりの帰り、
軽トラックで通りかかった、集落に入るための小さな峠の上りで、フワっと
何かがヘッドライトで照らされる道路の上から側溝の中へ。
「ウサギか?」と思いつつ、クルマを端に停めて「チッチッチッ」と側溝に
手を差し伸べて30分ほど呼べば、興味を示してというか、たぶんあきらめて
ワタクシの手までやって来た仔猫。
手のひらに乗せて、家まで連れて帰れば彼女が「拾ってきたらアカンやん!
なぁ、ゆず」と名前が決まり、その日から田舎暮らしのウチの一員となった
「ゆず」

ワタクシが施工するフルリノベーションを監督し、工事の進み具合によって
住む部屋を移動しながら、一緒に完成(家の中のみ)を迎えました。



もっと長生きして欲しかったものの、3年前の夏に虹の橋を渡り、ワタクシ
たちよりも先に名古山霊苑にいるので、まだ遠い先のつもりですが、いつか
一緒に過ごせる日も来るでしょう。
出会ってから満17年が経過しました。
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