土曜に六甲を走った際には、翌日の全山縦走大会に備えた準備が進められて
いたのですが、暗い中を歩きはじめ暗くなってゴールする、1日を歩き通す
その大会は雨模様となり、参加者やスタッフのみなさんお疲れさまでした。
須磨(こだわるならば塩屋)から宝塚まで、登ったり下ったりを、ひたすら
繰り返す縦走ルートはヒザにくるハードさで、そもそも12時間前後からそれ
以上を歩き続けること自体が滅多になく、脱水感や空腹感もなかなかです。
前半のニュータウンの中を抜けたり、絶景ロケーションと比較して、後半の
疲れ切ったからだで歩みを進める暗く深い山中は、哀愁や辛さ満点。(笑)
ワタクシも何度か歩いていますが、むかし有志3名で「逆走してみよう」と
最終電車で着いた宝塚から歩きはじめ、六甲山頂を遥かに過ぎてから迎える
夜明け。コッフェルで湯を沸かして朝食。大龍寺の通過が10時半頃でしたが
ここからが長かった。
通常の縦走では前半に集中するアップダウンが、逆走だと疲れ切った後半に
一気にやってきます。菊水山山頂が正午。高取神社15時。妙法寺16時。
太陽が傾きはじめます。
明るいうちに通過したいと、ツライからだにムチ打つ、須磨アルプス越えが
16時半~17時頃。完全に日が暮れて塩屋駅にたどり着いたのが19:16。
宝塚を歩きはじめたのが前日の零時10分でしたので、19時間をかけて小さな
迂回ルートや境内の階段など、すべてを走破したフルスペックの全山逆走。
古いフォルダの奥から記録写真を確認した訳ですが、日付を見れば26年前の
11月7日のことでした。
お疲れさまでした。絹一さん。青ちゃん。ワタクシ。
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