ハイエースでソロの帰路、勢いは弱ったものの降り続ける雨に、ワイパーが
フロントグラスを拭い、濡れた路面がヘッドライトに照らし出されます。
ナビは壊れて動かないのですが、20年前にかけたCDを自動的に録音して
ため込んだハードディスクは生きていて、スイッチを押せば忘れていた曲が
ひとりきりの空間にあふれ出します。
40年ほど昔に、それらの曲を録音したカセットテープを彼女からもらって
車高の低いクルマで聴いた記憶がよみがえり、それから20年後にレンタル
ショップで借りて聴いた際にハードディスクに録音されていたのでしょう。
そこからまた20年後の夜にあふれ出す思い出の曲たち。
「悲しきアウトサイダー」に、若さゆえに社会に反抗した日々の思いを重ね
「裏どおりの天使たち」と続き、そして「Song for U.S.A.」が、雨降る夜の
空に遠く広がって行きます。
自由の国への憧れを重ねた「Free Way Lovers」、「Uターン ダウンタウン」
と続き、そして少しボリュームを上げた「時のK-City」が、思い出駆け巡る
夜のソロドライブの締めくくりの曲に。
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