久しぶりに、いや何十年ぶりにコーヒータイムにカーグラフィックをめくる
機会に恵まれたので、その場でキーボードを叩いています。
ひたすらに自分自身を取り巻く狭い世界の中で、四輪車に絶対的なパワーを
求め続けた十代から二十代前半の頃。
そして16歳から知る二輪車の世界では、驚異的なパワーウェイトレシオや
素のままで300km/hオーバーが体験できる車両が望めば入手できるという。
しかし・・・ それらは刹那。
240~250km/hの速度域でヒザを擦りながらコーナーを駆け、アドレナリン
が熱く湧くのも、300km/hの世界を覗けるのも、それは一瞬の出来事。
99.9%の日常の中の、たった一瞬の非日常の快感。
四輪にのめり込んだ期間は短かったので体験は少ないですが、現在となれば
オートバイ乗りならぬ、オートバイ持ちとなってしまっている45年間強の
二輪車の経験は、いろいろなことを体験し、学び、成長させてくれています。
若気の至りですが、フルマラソン10回ほどの完走も、100名山の中での
15名山ほどの登頂も、すべては「オートバイに乗るのは、フルマラソンや
登山よりきついわ」と言いたかったから。(比較するものでない・m(__)m)
一瞬の判断の過ちが、直接「死」へとも繋がる世界ですから、子供たちには
出来れば知らず過ごして欲しいとも思いますが、自分自身を振り返り、その
二輪車を通しての貴重な体験の数々が、現在に繋がっていると。
そんな中にあり、いまさらながらワタクシも「大人になった」と感じるのは
ひたすらにパワーを追い求めるのではなく、「楽しさ」を探していること。
初めて友人の50ccを操作させてもらったときの感動。200km/h前後が限界
とはいえ、空冷リッターバイクにハイグリップタイヤを入れて走る楽しさ。
体調のこともあり、すでに二輪車の世界から遠ざかっているのですが、いま
年齢を重ねて、その対象は四輪車に移ったとしても「楽しさ」を追い求める
その思いを、いつまでも持ち続けていたいです。
そんなことを思い巡らせてくれる、一昨日のシアワセなコーヒーブレイク♪
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