車は水深に弱い

 
 

え~と、合ってるかな。4サイクルの内燃機関の場合( ほとんどのクルマ )

ピストンが下がって上がって、下がって上がっての4ストロークで、1回の

爆発が完了するので、例えば1500ccのクルマの場合、タコメーターがあれば

確認できるけれど、毎分2500回転で走行すれば、1分間で1875リッター分の

空気を吸っていることに。1秒間で31.25リットル!

 

その膨大な空気量が、エンジンルーム周りのどこかに設けられた取入口から

吸い込まれ、エアフィルターを通過して、霧吹き状になったガソリンと共に

シリンダー内で燃えて、ピストンを押し下げパワーを生み出し、用が終わり

マフラーを通過して外に。

 

なので、クルマの後ろの下の方にあるエキゾーストパイプ( 排気ガス )の

出口を水などで塞げば、燃えた空気の逃げ場が無くなりエンジンは止まる。

 

もっと最悪は、意外と低い位置に設けられていることもある、空気の取入口

から毎秒30リットルの勢いで水を吸い込みシリンダーに送れば、空気と比べ

圧縮率が低い水は、固形物と同等のイメージでガツン!とエンジンを止めて

復旧不可能なダメージが。

 

クルマは空気を吸って燃やしていることを意識すれば、車軸を超える水深で

水を巻き上げながら走り抜けるなんて無理っ!って想像できるのですが。

 

はたまた、クルマを下側から覗き見れば、エンジンルームなんて裸も同然で

これまた低い位置に取り付けられた、オルタネーター( 交流発電機 )など

ちょっとした水深で簡単に水に浸かって発電不可など・・・

 

水の中をドドドドォーと進めるのは、そういった用途も想定して設計された

四輪駆動系の車両だけで、それにしても水は固いのでゆっくり進みたい。

 
 

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