三寒四温、春は感じれど肌寒い冬空の下、はじめての古い町並みを散策。
小さな観光案内所に立ち寄ると、絵地図のパンフレットを渡してくれたので
それを片手に路地から路地をつなぎ、城下町として栄えた当時を偲びます。
きっと商いも盛んだったのでしょう、水路を挟んで建ち並ぶ白壁の土蔵群が
フォトジェニックに、その姿を水面に映しています。
古い商家を利用したカフェやお土産屋さん、たぶん当時のままの酒屋さんも
並んでいるものの、春の観光シーズンを待ってか休日にしているお店が多く
ひと気少なく、写真は撮りやすいのですが、賑わいは春を待つのでしょう。
それでも観光で散策する方々もチラホラ。
絵地図を頼りに細い路地へと曲がれば、まるで宮崎アニメの中に迷い込んだ
ような、朱に塗られた灯篭が並んだ異空間。タイムスリップしたようです。
この町へ訪れる直前には、ワタクシのアルバムの中にも登場する、温泉街を
抜けてきたのですが、大きな施設が瞬く間に寂れ、財政も苦しいのでしょう
シンボルのような露天の温泉場も水災被害に遭ったままの状態で、カメラを
向けるのも辛く、修繕の費用などクラウドファンディングを利用できないか
勝手に模索。
ルールも多く思うようには運営できない温泉ですが、ぬるめのやさしい湯が
素敵な源泉かけ流しの温泉を大切に、魅力ある活用方法があるか・・・
そう、希少な源泉かけ流しの温泉地です。
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