この時期になれば、どこにチャンネルに合わせても、つまらくなってしまう
テレビに、ザッピングしてみれば「 秘境黒部百年物語 」を見つけて視聴。
地図空白地帯だった山深い黒部峡谷、その大自然を未来へ紡ぐ守り人たちに
焦点をあてた番組に、重いザックを背に歩いた下ノ廊下が思い出されます。
室堂から台風と共に山に入った強風の中、浄土山から雄山、大汝山と立山を
めぐり、台風一過となった青空の下、別山から眺める劔岳。
剣山荘で迎えるまだ暗い朝に、小ザックに替えて劔岳往復。装備を整え劔沢
雪渓を下り、真砂沢から仙人新道、仙人池から劔岳、八ツ峰を眺めます。
仙人温泉で汗を流して、阿曽原温泉まで下りテントを張って2泊目。明けて
黒部川を下ノ廊下で遡上すれば、黒四ダムを下から見上げます。
いま思えばちょっとハード目な山行ですが、そんなワタクシとは別に、ソロ
ツーリングで彼女、宇奈月からトロッコ列車で、昨夜も映る祖母谷温泉など
沿線の秘境温泉をめぐり、欅平( けやきだいら )に着いています。
その欅平から黒四ダムまでの「 関西電力黒部専用鉄道 」が、抽選見学会に
替えて、2024年から一般開放( 6月~10月・人数制限有 )されるとあって
ダム建設に向けての一歩ずつの人の力の積み重ねを自分自身で感じたい。
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