相生の道の駅で少しだけ買い物をして昼食は赤穂で。ほどほどの移動距離は
プチドライブ感があってお気に入り。瀬戸内の島々が間近に感じられる海は
陽射しに寒暖差を感じる秋の一日です。
昼食後は周世を抜け、狭い方の道を選べば図らずも、「 赤穂鉄道 」廃線跡。
大正10年から昭和26年まで、現在の赤穂線が開通するまでの30年間、有年と
つないで活躍した軽便鉄道は、すでに狭い舗装路となり、その道さえも消え
入りそうですが、昔々、駅舎があった場所には駅跡の道標が立っています。
有年から上郡、智頭急行に沿って北上し上月三差路を左折、金屋橋を右折し
また右折すれば、「 西はりま天文台 」の標識に「 行ったことがないゾ 」と
狭い山道をグイグイと標高を上げて行きます。
駐車場からゆるり " 人間日時計 " で時間を知って、陽射しに揺れるススキや
大撫山三角点を撮ったりしながら天文台に入ると、ちょうど「 昼間の星と
太陽の観察会 」が始まったところで、急ぎ列に加わらせてもらいます。
専用の望遠鏡で " 太陽プロミネンス " を観測したあとは、ドームまで登って
ギシギシギシと扉が開けば!「 60cm反射望遠鏡 」人生初体験です。
その分野の方には常識かもなのですが、ソコにあることは知っているものの
望遠鏡を使えば「 星って昼間でも見えるんだ!」と、かなりの驚き。
コンピュータで制御され、その向きとなった望遠鏡の接眼鏡を順番に覗けば
こと座のベガ、うしかい座のアークトゥルス、はくちょう座のアルビレオ。
兵庫県立大学の学生さんたちの案内で、楽しくて勉強になる昼間の観察会。
またいつの日か、夜の観望会に参加させていただき「 2mなゆた望遠鏡 」を
覗かせてもらわねばなりません。
思わずの無料で良い体験をさせてもらったので、ショップで " 宇宙白飯 " や
" スペースカレー " を購入し、おもてに出れば花畑の双眼鏡で、はるか山の
向こうに、秋の夕日に染まる利神城跡。
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