夕暮れ時から集落の小さな神社の清掃に向かいます。
西側にある山と小川に挟まれた立地は、午後も遅くなれば陽射しが遮られて
砂利の敷かれた境内を抜ける風が、涼しく感じられます。
いつの間にか、いっぱい飛び交うトンボ。
どの木にとまっているのか、聴こえてくるセミの声も、来週あたりになれば
ツクツクボウシのソレに変わってゆくのでしょう。
本殿を開け放ちホウキをあてて雑巾がけを済ませ、山に育つサカキを切って
供えれば、何もしていないと言えど、やはり凛とした空気に変わるのです。
夏が終われば実りを迎え、五穀豊穣豊年満作、感謝の秋まつりが来ます。
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