落葉まみれの県道を抜けてから1週間、走行距離は少ないけれど、南西へ向けて
紅葉を探しに出かけます。 って、何年ぶりだろう・・・
そこをミニバイクで抜けるルート途上で撮った集合写真が、オートバイ屋さんの
壁にホコリの積もった額に入り傾いて掛かっている、その中のワタクシはたぶん
30年前くらいの自分自身でしょうか。
写真の中の面々は、乗っているのか降りたのか、現在を知らない方が多いですし
すでに亡くなった方さえもいて、色が褪せて白黒写真のようになったソレを肴に
語りだせば思い出がいっぱいです。
その写真から30年ぶりくらいに、クルマで彼女と訪れた今回は、観光気分でプチ
スポットに立ち寄って記念撮影をしては移動の繰り返し。 もちろんワタクシは
助手席でツーリングマップルを指で追っかけます。( 笑 )
オートバイや自転車、ソロでタンデムで、グループでめぐる方々と、アチコチで
出会うスケール感が楽しく、同じ方向へ走っていた方が向かい側から来たり。
さて日帰り旅の後半、夕暮れの時間になり30年前のそのルートに入ったのですが
当時、どこからどこへどう抜けたのか、おぼろげな記憶は曖昧で、もっともっと
長くて広いと思っていたソレはいま、端から端までもあっという間に感じます。
ワインディングを下るその途中、そこだけ道路に覆いかぶさった落葉樹が夕日の
逆光に照らされて、さながら紅葉のトンネルを抜けているよう。
日が暮れた中ゆっくりと思い出の地をあとに、次回訪れるのはいつでしょうか。
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