気付けばクリスマス・イヴの朝を迎えているのですが、誕生日プレゼント同様に
" この日を、この日らしく "( 日本人的に )過ごした記憶のないワタクシ。
恋人へのプレゼント選びに悩むとか、ディナーの予約に奔走するとか。( 笑 )
いまも昔も、週末や祝祭日、お盆や年末年始が休み、という形態の仕事ではない
ことや、それこそ " その日が一番忙しい " 内容だったりと、けして恋人と過ごす
( そもそも " 恋人 " がいたかどうかは置いといて・笑 )イブではなかったです。
もっと幼い頃に記憶をたどると、年に1回、クリスマスと年明けすぐの誕生日を
セットで( 損した気分 )おもちゃのプレゼントを買ってもらっていたかなぁ。
( 過去散文「 誕生日の凧 」参照 )
着物に割烹着、先っちょに透明カバーを付けた婦人下駄を履き、ビニル製の唐で
編んだような買い物かごを下げた母に連れられ、幼いワタクシは、その当時では
ちょっと贅沢な買い物だったのでしょうか、地元の老舗百貨店 " やまとやしき "
の地下食料品売り場でロースターの串に刺され、脂を滴らせながら美味しそうに
まわる鶏ももを買ってもらい、滑るアルミホイルを握り、マヨネーズたっぷりで
食べた記憶・・・
いま思えば、その時間こそが素晴らしいクリスマスプレゼントだったのでしょう。
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