実験洗濯

 

 

購入時に加入していた長期保証も切れてしまっている、斜めドラム式の洗濯機を

バラして、自己責任修理に臨みます。

 

まずは下部の化粧パネルと、その奥に隠れている基盤が入ったユニットケースを

配線を繋げたままに外して、作業灯を当ててドラム下あたりが覗けるようにして

試運転を行います。

 

この際、操作パネルのボタンの連打とか、複数同時押しなどで入ることの出来る

メンテナンスモードが分かっていれば、ダイレクトに各種動作の再現可能ですが

分かっていなければ、ひと通りの時間を追って確認せねばなりません。

 

たとえば、" 脱水に切り替わる際 " とかに漏っているのかも知れませんから。

 

結果、比較的簡単に原因判明。 斜めドラム式特有のものでしょう、洗濯を開始

すればドアがロックされて、気密状態になる洗濯槽のエア抜き? クルマでなら

ヘッドカバーに繋がった、ブローバイガス抜きと同じ役目のホース内に、長年の

使用で洗濯粉カスやホコリが溜まっているからか、本来はエア圧だけを通すべき

ところ、水気を誘導しポタポタと小さな受け皿に大きな水滴が!

 

そう、斜めドラム洗濯機の中に、冷蔵庫と同様の蒸発皿があったのですが、漏る

水量が多すぎて溢れています。 ( 小さな受け皿がある、ということは、設計上

ホースを伝って水が来ることも想定しているようですが、排水の機能が無いので

それは数滴で、自然乾燥で足りるという前提でしょう )

 

さて、原因が判明したので、修理作業が可能なようにバラして行きます。

 

以前に修理( PTCヒーター詰まりが原因の乾燥不良 )した際の記憶が役に立ち

分解手順が分かっているので、悩まずテキパキと相当な時間短縮で進めて行ける

のですが、ついでに上記ヒーターも再度、早めの清掃をしておくことにします。

 

さて、圧抜きのホース。 交換するには純正部品の入手が必要ですし、そもそも

要るのでしょうか、市販車レース仕様のブローバイガスホースと同様、外しても

圧が逃げる先があれば問題は無さそうです。

 

その方向で仮修理を施し、様子を見ることに。 PTCヒーターはすでに洗濯粉で

そのラジエター状のスリットが塞がっていましたが、こびりつく前の早期だった

ので、掃除機で簡単に吸えました。

 

反対の手順で組み立てを終え、実験(テスト)洗濯。

 

水はまったく漏れなくなったので安心して使用できますが、圧抜きホースの件は

経過観察が必要、現在は洗剤投入口から勝手に圧が抜けているようです。

 

さて、仮修理完了後の実験洗濯で色物を一緒に洗ってしまったワタクシ、彼女の

エアリズムレディースが爽やかなブルーに染まってしまったことはナイショ。

 

 

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