同級生女子が (大昔の) 三重県の大学に通う姪っ子さんと、いちご大福と
一緒に事務所に寄ってくれ、「いまからお堀の和舟乗りに行くんやで」
お城のサクラは満開を越えてヒラヒラハラリと散りはじめ、絶好の和舟日和、
舞い散る花に包まれながら、水面近くからの日常とは違う眺めを想像すると
カワイイ姪っ子さんとともにウラヤマシイ。 「代わろか?」 (笑)
姫山公園の奥で旋回し、とって返して動物園下まで・・・ そういえば大昔、
お堀には浮桟橋のボート乗り場があり、コーラの自販機と共に揺れてたなぁ。
幼心にあの不安定感がオソロしかった。
西から来たバスも現在の好古園の真ん中を突っ切り、ボート乗り場を正面に
右に90度曲がり、お堀沿いに左に90度。
ガラス越しの回転焼き "御座候" あたりの観光客の肩をかすめて右に90度で
"やまとやしき" 前のバス停へ。
かっぽう着に婦人用下駄、色付きナイロンで編んだ買い物カゴを下げた母に
連れられて、ロースターの中で回る鶏モモを見ながら地下の食料品売り場を
歩いた記憶があるのですが・・・ 買い出しだったのでしょうか。
穏やかな春の日に舞うサクラの下には、入学式帰りの母娘も見かけられます。
Copyright (C) 2000~ 平瀬謹也 All Rights Reserved.
コメントする