田舎暮らしの我が家の飼い猫 " ゆず " 。この集落にお世話になり始めて間もない
13年半前に、集落に入るための小さな峠で出会い、ワタクシの手のひらに乗って
我が家にやって来ました。
壁を落とし柱の立ちを修正し、風呂やトイレの位置を変更し、部屋を減らすなど
年数をかけてDIYで臨んだフルリノベーションの記録とともに育った " ゆず " は、
都度、暮らす部屋も移って行きました。
屋内リノベーションが完了してからの " ゆず " は、居間にしている母屋の1階で
ほとんどの時間を過ごし、夜はベッドルームの小屋裏の2階まで一緒に上がって
ワタクシのベッドの上に飛び乗り、最初の数時間だけ一緒に寝るスタイル。
とくにこの冬は、いままでになく毎日ワタクシの掛布団の中に潜り込んできては
夜中の間に何度も、出たり入ったり、出たり入ったり・・・ ( 笑 )
ただ3年前から始まった猫に多い腎不全にともなう点滴は、だんだんと悪くなる
検査結果にその回数が増えて行き、現在は容量の負荷を減らしつつの毎日点滴。
おかげさまで治療は関係ないほど元気に過ごしていたのですが、先月あたりから
活動が目に見えて減少し、現在は歩くのもフラフラで、ヒジやヒザの踏ん張りが
きかず崩れ落ちることも。 一日中、洗面台の下のマットの上で倒れています。
ひと月ごとに通う動物病院の先生からも「 もう、ゆずちゃんがイヤがるクスリは
無理に飲まさなくていいです 」と、安心して穏やかな日々を過ごすことが治療の
目的になっています。
なので、ワタクシたちが寝る段になっても、ここのところは1階のマットの上で
過ごし、2階に上がってくることは無かったのですが、遅くなった昨夜「 ドタ、
ガタ 」と、一段ずつ階段を上がってくる音に、あわてて布団を抜け出し見れば、
崩れながら " ゆず " が階段を這い上がってきます。
軽くなったそのカラダを抱き上げ、ワタクシの布団の上へ。
低いベッドですが、降りたくなったときに備えて、薄めの箱で階段を作ってやり
そのガリガリになった背中を撫でながら " ゆず " が「 いい夢を見れますように 」
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