いまは水位が高くなっていますが、ワタクシが小学生の頃、お城北側のお堀には
コンコンと清水が湧いて川底の砂が舞い上がっていました。
満開の桜の下を、その頃でさえ朽ちかけた木橋を渡り、土手に登れば内堀側への
近道。 舞い終えたサクラが堀の水面を埋めて行きます。
お堀と船場川に挟まれた土道の( 当時はまだ千姫の小径という呼称は無かった )
幼い頃のワタクシがいつも躓いて転倒し、ヒザを擦りむいていた木の根はいまも
そこにあるでしょうか。 サクラのトンネルの中を駆け抜けていました。
好古園の西端あたりにはガソリンスタンド、初めてのオートバイ、初めての車の
給油はここで、その向かい側の空き地のサクラは今年も見事に咲き誇っています。
そして今春、あまりの見事さに初めて足をとめてスマホを取り出したのは・・・
(クリックで大サイズ)
通勤途上で毎日気にしている枝ぶりの美しい巨木、約束の時間へギリギリなのに
「 今日しかない! 」とクルマを停めてしまいました。
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