フィルムカメラの頃には、そこそこ拘りもあって、露出計はあるけれど機械式の
フルマニュアルモデル " ニコンFM2 " を、旅の友に出かけていました。
露出計用のボタン電池がまったく無くなっても、経験でシャッター速度と露出と
ピントを決めれば、シャッター幕はメカニカルに走るのです。
という訳で「 撮るゾ 」という際は、ピントはもちろん露出やシャッター速度を
毎回、必ず意図して決めねばならず、カメラまかせのオートが無いのが魅力的。
すぐに取り出せるよう、ザックのショルダーストラップに装着したミニケースに
シャッターを押すだけの、全天候型コンパクトカメラを仕舞って、ザック容量の
かなりを占めるのですが、レンズ2本とフィルター類、28mmを装着したFM2。
これで北海道を駆けたり、北アルプスを縦走したりしたのですが、自身の技術と
比較して意味があったのか無かったのか、傷の入ったブラックボディのFM2には
ネガではなくて、リバーサルフィルムを装填することが多かったので、手元には
ケースに入ったポジばかり。 ・・・カビが生えていなければ。
見直す日があるのかどうか分かりませんが、マウントされたポジフィルム&APS
フィルムを読み込めるスキャナーが欲しいことは、欲しい。
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