「 ドン! 」と、大きめの鈍い音がしたので「 なんだ? なんだ? 」、その音の
発生源を探します。 昨朝、コレを書き終える頃のことでした。
掃出窓のおもてを飛ぶ二羽のキレイな小鳥、少し離れた樹上からこちらを眺めて
激しくさえずっています。
ワタクシと飼い猫の " ゆず " がキョロキョロと、探すように窓に近寄ると・・・
あぁ、なんてこと! 掃出窓のガラスに、相当な勢いでぶつかった小鳥が、その
衝突場所に羽毛を残して、窓の下に墜落しています。
脳震盪をおこして気絶しているだけならいいのですが・・・
こんなときに " ミー " ちゃんが遊びに来ませんように。
そして、アレコレと朝の準備の時間が経過しても倒れたままで・・・
いつもより早めに外に出て、移植ゴテでツンツンと触れてみると、すでに硬直が
始まっており、あぁザンネン。 すでに激しくさえずっていた二羽もいません。
窓ガラスに気づかなかったのでしょうが、それにしてもその先は部屋の中なので
どこを目指して飛ぼうとしていたのか・・・
家の裏手に回り小屋の脇を奥へと行き、眼下に朝の集落の風景が広がる、ツルが
絡まり登ったそこに、薄紫の藤の花を咲かす、その木の下に移植ゴテで穴を掘り、
小鳥よ安らかに眠れ。
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