布団をかぶれば暑く、はねると冷える、冷房ではなく・・・暖房でもない・・・
寝るに難しい季節となっているのですが、真夏よりも、これから梅雨にかけての
時季のほうが、寝室にエアコンが欲しくなります。 ・・・ありません。
山あいの集落は明けてくるのが遅く、しかしそれでも午前4時も半ばを過ぎれば
朝の気配に包まれだして、小鳥たちのさえずりが始まれば、森深くからは猛禽類
でしょうか、時折の鋭い鳴き声がまじります。
少しの湿度を含んだ、この朝の雰囲気は旅先で迎えるそれに似て、例えば6月の
北海道では、午前3時を過ぎると朝の気配に包まれ始めます。
ザックの底に忍ばせておいた、お気に入りのスリッバ状のアウトドアシューズを
履いて、オートバイの朝の整備から毎日が始まって行きました。
山で迎えるそれは、まだ星空の下でテントから抜け出し、手早く朝食を済ませば
シュラフを丸め直してコンプレッションベルトで締めあげ、テントを持ち上げて
なるべく夜露を飛ばしてからパッキング。 稜線が朝日に染まりはじめます。
さて本日、明けた窓の外には伸びた雑草の庭が広がり、ワタクシが勝手に植えて
大きく育つクヌギの枝は、萌え色まぶしい若葉に溢れ、朝の雨に濡れています。
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