全自動洗濯機の給水不良修理、その2

 

 

クルマでもパソコンでも家電でも " 修理 " そのものより「 どこが悪いのか 」を

判別し、そこにたどり着くまでがオオゴトです。

 

例えば ノートPC など、筐体のツメを折らず、ヒンジ部分のフラットケーブルに

たどり着くまでがオオゴトで、その後、極細のケーブルの補修というオオゴトが

待っています。( 笑 )

 

洗濯機もしかり、分解手順が分かっていれば5分でたどり着くソコが、アレコレ

試行錯誤しながらだと1時間以上かかるかも。 外したネジ入れとして、番号を

振った、タマゴのパックみたいなモノの用意も必須ですし、各部品の分解前には

写真を撮っておくのが無難。

 

そこは " 餅は餅屋 " 、今回のように「 補修部品が無い 」等でなければ、プロに

お任せするのが、もうゼッタイにお勧めです。

 

sentakki01.jpg

 

水道ホース接続部直下にある " 電磁給水バルブ " 、ここの異常と判断しました。

配線の色を忘れないため写真を撮りましたが、マジックで線も記入しています。

 

sentakki02.jpg

 

バラしました。 ネジは、いじり防止タイプのトルクス。

脱脂用のアルコール系スプレーと、道具としてエアガンが欲しいところですね。

 

sentakki03.jpg

 

バルブ( 給水弁 )5か所の内2か所で、弁ゴムが作動の繰り返しと経年劣化で

チビてひび割れ、漏れが発生しています。 これでは圧が逃げて作動しません。

 

sentakki04.jpg

 

応急修理として、輪ゴムをバックアップ材にして、弾性ゴム系の接着剤の使用で

2か所を補修し、ソレらは洗剤投入系などの、あまり活躍しないバルブに振って

正常な弁ゴムを、メイン系に使用して電磁給水バルブの再組立て&組み込み。

 

同時に、乾燥が悪くなってきていたので、乾燥した洗剤の粉や、布ホコリが蓄積

する乾燥機系統の " シロッコファン " と " PTCヒーター " をバラして掃除。

( あっ、写真を撮り忘れた! )

 

使用歴中2度目ですが、出るわ出るわホコリの山、使い古しのハブラシと綿棒が

活躍します。 蓄積すると風が通らなくなって乾燥しませんし、ヒーターに付着

したホコリがイヤな臭いを発生させるでしょうし、最悪、火災もあり得る???

 

設計でココはアクセスしやすくして、定期的な清掃が必要な場所だと思います。

 

さて、洗濯機をイジった汚れが流出するかも知れませんから、まさにこの作業を

した作業着を、斜めドラム全自動洗濯機に入れてスイッチオン!

 

よしよし、キチンと動いていますが、輪ゴムを使った( 笑 )応急修理ですから

新品、もしくは傷んでいない弁ゴムをどうやって入手するか・・・

 

 

Copyright (C) 2000~ 平瀬謹也 All Rights Reserved.

 

 

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