およそ現代のトイレの設置方法は、床下からやって来た直径100mmか75mmの
塩ビ管の口が、床高とツライチにあり、そこにフランジと呼ばれる、それぞれの
便器に専用の接続口が接着されている状態。
フランジの厚み分が、床より高くなっている状態です。
そのフランジのゴムパッキンに、便器底の接続口が、差し込まれる形で設置され
便器は、底部の化粧キャップ2個を外すと見える、大きめのボルトの様なネジで
固定されているだけです。
つまり、そのネジ2本を抜いて、固着をクイクイと解いて持ち上げれば、いとも
簡単に外れるのです。( 注1・文章ではタンクへの上水道の接続を省いている )
( 注2・リフォームした便器や一部品番は、ガスケットシール剤などを用いて、
フランジと便器が合わさっているだけで、物理的に差し込まれていないモノも )
という訳で、設置方法が分かれば自分自身で緊急対応することも可能なのですが
排水のS字部分に溜まった水がこぼれるので、ブルーシートを敷くなど、養生が
必要になるのと、再設置に部材が必要となった場合に対応できるのか・・・
と、ここまでは前置きで( 長すぎ!・笑 )つまり、何が言いたいのかといえば
「 便器は床に置かれているだけなので、その縁に多量の液体がかかると、その
液体は便器の底部分に浸入する 」ということ。 異臭が取れない原因にも。
という訳で、上記のような可能性がある使用場所では、ワタクシは便器の底部を
クルッと一周、コーキングしておくべき、と考えているのですが、どうでしょ?
「 接続部から漏れた際に、気づくのが遅れる 」との声を聞きましたが、接続が
差し込みの場合、漏れることは無さそうですし、そもそも漏れたとしたらそれは
詰まったときのことで、そうなれば当然、コーキングを切って便器を外す訳で。
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