" 可変抵抗器 " や " ツマミ " と書くと中学生時代、電子工作に萌えていたことを
思い出すのですが、その頃、苦戦していたのが " シャーシの加工 " で、たとえば
( シャーシ = 金属ケース )真空管アンプやラジオの場合、アルミ製のケースに
トランスの四角穴を開けたり、コンデンサや真空管ソケットの、大きめの丸穴を
開ける必要が生じるのです。
その頃、ラジオペンチやニッパー以外に持っていた工具と言えば、ハンドドリル
程度でしたから、大きな穴を開けようとすれば、直径3mmの穴を連続して開け、
ニッパーで切って落とし、ヤスリで整えるくらいしか出来ませんでした。
作業に時間がかかるのと、トランスを据えれば上からは見えませんが、裏返して
見る " 配線の美しさ " に、ガタガタの切り口がケチをつけるのです。
その後、リーマーやシャーシパンチを譲ってもらい、丸穴開けは飛躍的に精度が
上がったのですが、相変わらず四角穴は・・・
その後、40年ほどが経過した現在、相変わらず四角穴を正確に早く開ける手段は
持ち合わせていませんが、中学校の卒業と同時に離れてしまっている電子工作は
( クルマ用のLED基盤のハンダ付けやパソコンの修理等はある )自作の美しい
真空管アンプを、なにかの機会で見かけるたびに「 あぁ、作ってみたい 」とは
思うのですが現在、ソースになる機器も無ければ、スピーカーも無い。
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