夜中に二度の、スマホから突然流れる特別警報のアナウンスに、不安が募ります。
土曜の早朝は、昨年の水害を思い起こさせる深夜の激しい雨音に、まだ夜が明け
きらぬ内から作業着を身に着け、長ぐつを履いて集落を見回ってきました。
普段はどこでも横切れる程度の水深の、穏やかな小川が流れを曲げながら抜ける
集落ですが、昨年見せた龍のごとく変化した恐ろしい姿は想像を絶していました。
今般の豪雨では、集落内に被害は発生していないようですが、奥に延びる林道や
山の中の様子は判明していません。
まだ被害の程度さえ明らかになっていませんが、テレビニュースで映し出される
甚大な被害を受けている地域では大きな河川の堤防が決壊し、また小さな川でも
橋の欄干に流木が堆積することが原因のひとつに、泥水が町に溢れ出しています。
それらを取り除こうとして、流されてしまう二次被害も多数発生していますから
対応は慎重でなければなりません。
ここまででも、すでに大きな被害になっていますが、全容が判明すれば、さらに
被害は拡大するでしょうし、いまなお各地で大雨の特別警報が続いています。
自然の脅威に対して、人力はあまりに軽微ですが、事前の想像と知恵を活かして
被害を最小限にとどめる工夫や活動を継続しなければなりません。
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