ゴォーと遠く音がして見上げると、秋のように高くて青い空に白い雲が点在する
なかを、飛行機が夕陽に照らされた銀翼を煌めかせながら西へ消えて行きます。
それを追うように、次の機が東の空に現れます。
そう、何度か書かせていただきましたが、田舎暮らしのウチの上空は、羽田など
から西へ向かう旅客機の航路にあたっていて、時間になれば集中して何機となく
高い空を横切って行くのです。
運が良いと蒸気機関車の三重連よろしく、前の機を追うように連なることもあり
夜間には点滅する衝突防止灯と、カラフルな翼端灯が空を埋めることも。
そんな夕暮れ時の飛行機に、手を止めては空を見上げ、その際にビールをひと口
飲みながら庭の片付けや掃除を進め、薪にと思いながらそのまま朽ちさせていた
木を動かすと・・・
おぉ! " 東京ばな奈 " サイズのカブトムシ( たぶん )の巨大幼虫がウジャラと
発見され、幼少期には縁の無い生活をしましたが、この歳になってからオジサン
ちょっとコーフン気味に眺めています。 しかし、触るのはコワイ。( 笑 )
小さめのダンボール箱にナイロン袋を敷いた簡易的観察カゴを作り、手で崩れる
朽木と土を入れた中に、ちょっと一部を失敬した6頭を入れて、今春、中学校に
上がった少年と小学校4年生の弟、保育所に通う妹の仲良し三兄弟へ。
幼虫が蛹室を作る時期が近いので、母へ「 急ぐように 」とメッセージを添えて。
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