二年越しの訃報

 

 

昨日、昼時に掛かってきた電話で同級生の訃報を聞く。

 

歳を重ねて行くと、避けようもなく増えてしまう連絡なのかと思えど、より一層

哀しみを深くするのが、もうそれが2年以上も前の出来事だったとのこと。

 

若き晩年、病気や諸々重なり療養しているのを知っていながら、ワタクシ自身の

不精の結果は、二年越しの訃報となって届くことに。

 

未来の自身形成に大きく関わる、十代の中頃から後半にかけての彼との出来事の

あれこれは、ワタクシが初めてオートバイを知ったのも彼がきっかけかと思えば

影響の大きさ計り知れず、初めてのツーリングの奈良での夜は彼と二人。

 

互いに排気量が上がっても、まだ装備薄い雪の中のツーリングは辛かった。

 

同級生の中ではたぶん、一番初めに自動車の運転免許を取得した彼、タクシーの

お下がりの中古車を入手して、同級生野郎4人で行った神戸。

 

若くから " 頑張る " ことを意識し実践していた彼がいなければ、フルマラソンを

何度も走る羽目にもなっていなかっただろうと思えば、やはりその影響は大きい。

 

一昨日あたり、音沙汰久しい療養状態を気にした同級生が彼の自宅を訪ね、応答

なく開いた玄関から居間越しの仏間を覗くと、黒枠に縁どられた彼自身の写真が

薄く埃をまとって佇んでいたとの報告に、思い出を深く焼き付けて・・・ 合掌。

 

 

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