" 野宿 " にあこがれて。

 

 

ここから先は走ったことが無い訳ではありませんが、20年以上ぶりでしょうか、

道路が整備されて流れが変わり、景色はすっかり変わっているのですが、中には

覚えのある建物などが、ところどころにあったりと懐かしくも、すべてが新鮮。

 

初めてでは( 場所的に )ありませんが、初めての道を( 新規敷設 )走るのは、

楽しく「 あたらしい知識を得たぁ~ 」と、満足感があります。

 

まして雨。

 

雨の日のクルマの運転は、ワイパーがしっかり機能しているなら、それはそれで

快適で、快晴だと「 オートバイで来たかったぁ~ 」と、残念感。( 笑 )

 

道路と平行して鉄道が走る場所には無人駅があり、駅舎は木造のもっと古いもの

だったと記憶しているのですが、当時16歳のワタクシがシュラフをだけを積んで

初めての泊りツーリングに出掛け、一泊させてもらったのが、この駅でした。

 

朝のざわつきに目を覚ますと、通勤時間に入り、汽車を待つ方々がベンチで横に

なるワタクシを取り囲むように集まり始めており、昨夜の静まり返って怖ささえ

感じていた駅は、朝の活気に満ちていて、あわててシュラフを片付けます。

 

電話帳のような装丁のバイク雑誌には、記者や読者のツーリングレポートが載り

" 野宿 " にあこがれた若者が、時代と年齢的に( ? )まだ無人駅や境内などの

軒先を借りることが、かろうじて許容されていたような、勝手な解釈か・・・

 

それにしても当時、何時に出発したのか覚えていませんが、約40年後の現在と

なれば、ツーリングの一泊目が「 たったこの距離のココ? 」だったなんて。

 

 

Copyright (C) 2000~ 平瀬謹也 All Rights Reserved.

 

 

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