街中の気温でさえマイナス、田舎暮らしの自宅へと帰途に着く道のりで、徐々に
インストルメントパネルに表示される外気温が下がって行きます。
オートバイに乗っていればよく分かるのですが、明らかに地形で気温が変化する
ポイントが何か所かあり、そこを通過すれば毎度、必ず外気温計が動くのです。
少し遅くなった今夜は、移動する交通量もすでに少なく、みな家路を急いだのか
幹線道路沿いの外食店の駐車場も空いているところが多く、積雪の予報があれば
致し方ないところでしょうか・・・
外食うどん店で、しょうがたっぷりに内部から、からだを温めて帰宅。
シンシンと冷え込む自宅の真っ暗な居間、きっと、朝の出掛ける前に潜り込んだ
簡易ソファに掛けた布の下で、一日中寝て過ごしていただろう飼い猫の " ゆず "
が、トン! と床に降りたちトタトタトタと、裏口のカギを開けるワタクシたちを
二重にしている扉の内ドアのところまで迎えに来ます。
キホン、ねこ自身のペースで過ごしているとはいえ寂しかったのでしょう、いや
ゴハン皿が空きかけているからか、帰宅時の甘え方がハンパなく、全力で彼女の
股の間に入って倒れ込みます。 引っ張り出しても、何度も、何度も。( 笑 )
「 ちょっとコッチにも来んかいな 」と無理やりに、湯たんぽ代わりに足の間へ
押し込んでみれば、全力でイヤがってジタバタ、逃げて行きましたけれど・・・
そんな深夜も気づくと肩口から掛布団の下へ潜り込み、ワタクシの横でスヤスヤ
と、捕まるのはイヤですが、自分から寄って行くのはOKな安眠中の " ゆず " 。
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