三江線沿線の思い出

 

 

広島県北部の町 " 三次 " ( みよし )、自動車好きならばマツダの自動車試験場

( テストコース )として知っておられる方も多いでしょうか。

 

その三次から江の川沿いに、島根県の " 江津 " ( ごうつ )までを結ぶ、三江線

( さんこうせん )は " 江の川鉄道 " とも呼ばれて地元の方々に愛され、今日も

力強いディーゼルエンジンの音を響かせて、キハ120形が走ります。

 

あらためて調べれば、全線開通がすでに自動車全盛時代に入ってからの1975年、

全線108kmのその途中に、ワタクシ的に駅名を呼ぶその " 音 " が、懐かしくて

郷愁を誘うものが点在するのは、自身降り立ったことは無くとも、おさない頃の

母との会話に、その名前が何度も登場していたからでしょう。

 

国生みの神話、石見神楽の演目名が愛称として各々の駅名に添えられた三江線は

その全線の役目を来春、3月末で終えることがすでに決まっています。

 

沿線には三瓶山を源とする、魅力的な濁り湯の温泉が点在し、浜原を過ぎ粕淵で

路線蛇行の頂点を迎え、乙原から三つ進んで石見川本、因原、鹿賀、etc 。

 

母のふるさとは、それらの駅からまだまだ山奥に入ったところにあり、幼い頃を

過ごした炭焼で生計を立てていた叔父さんの家は、景勝地の断魚渓から、徒歩で

山道を数時間歩いた先の、山の奥の奥の一軒屋でした。

 

その家も、すでに自然に帰していると思いますが、おさない日の夏休みをそこで

過ごしたことが、洗濯場の小川を越えた向こうにある家の景色とともに、鮮明に

思い出されます。

 

湧水とその小川を生活用水にしている唯一の家だったのですが、その流れは山を

縫って進み、もちろん今も昔も名瀑の、鹿賀谷川の観音滝となって流れ落ちます。

 

 

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