8月18日、深夜から早朝にかけての線状降水帯の通過による雷と大雨で、甚大な
被害が出た集落は、不幸中の幸い、人的な被害は発生せずに済んだものの、まだ
復旧には当面、程遠い状態です。
小規模崩落多数、削れた里道、川にのみ込まれた田畑には、土砂が傷跡生々しく
堆積し、撤去には相当な労力と時間が必要になるでしょう。
その朝、濁流と化していた敷地に接する小川には、その日以来下りていなかった
のですが、一昨日の日曜日の朝、草刈りのために下りて行くと・・・
「 ・・・か、川の様相が変わっている 」
敷地の端あたりから川へは、大きな石や小石が混じりながら、なだらかに下って
その隙間を、サラサラと清流が流れていたのですが、その、抱えられないような
大きな石群もろとも流出し、ストンと切れた岸に、川幅が広がってるし。
いや実際、ウチの敷地も削られているんじゃなかろうか・・・
自然に任せておけば、時間とともに再び、大石、小石が堆積して、以前の景色に
戻り、サラサラと清流が石のすき間を流れるでしょうか。
広く、深くなった小川のまだ少し濁った水に、元気に小魚が泳いでいます。
ここにも人力では、どうしようもない被害がありました。
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