夏の名残りの昼下がり、誰もいない小さなゲートボールグランドの木製ベンチは
木陰にあって、降りそそぐヒグラシの鳴き声と、飛び交うアキアカネ。
たしか、6年前の当番を務めさせていただいた際にも、訪れていたのが助かって
隣接する小さな普通の家が薬師堂、知っていなければ分かりません。
( 集まる人数も数名だけですし・・・m(__)m )
山を越えた隣の集落にある薬師堂の年一回の、え~と何だったっけ? 地蔵盆と
何かのお参りに、隣村の代表として寄させてもらっています。
早朝からアレコレと時間的に追いやられた大量の帳簿や通帳を、自宅テーブルに
開いていたのですが、とりあえずそのまま貴重品のみカバンに放り込んだ状態で
飛んできた薬師堂。
つい先ほどまでは自己都合の焦る気持ちの荒んだ心でいたのですが、あきらかな
流れる時間の違いは、自分を見つめ直すいい機会。
若い頃は自分自身の無神仏感情を、他人にも当てはめる傾向があったでしょうが
必要とされる場所に同席させていただくことは、多くの学びにつながります。
背筋を伸ばし聞いたことのない、いや6年前に聞いているか・・・ お経2巻の
止まったような時間を過ごさせていただき、さて! 気持ちをリフレッシュして
期限迫った会計ソフトに向き合いますか。( 現場の方も相当ヤバイ状態・笑 )
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