先月、統廃合された中学校の備品のオークションがあり、他の方が技術家庭科の
教材の、仕組みを分かりやすく見られるようにした、エンジンのカットモデルを
落札されているのを見かけ、羨ましく感じたワタクシです。
ちなみに、プッシュロッド方式のソレでしたので、カットモデルを使用しながら
生徒に教えるのは、ハーレーダビッドソンのエンジンでしょうか・・・
かねがね、2ストローク、4ストローク、の表現が分かりにくいと、ワタクシは
感じているのですが、例えば水泳の水をかく動作の一行程を " 1ストローク " と
すると間違えが起こりやすく、エンジンは " ストローク " = " 片道 " と訳せば、
アタマの中でイメージするソレは正解でしょう。
刈払機の( 笑 )2ストエンジンは、ピストンが上がってくるごとに爆発します。
( チェーンソーや、オートバイや、古めの軽四輪自動車のソレもね )
はたまた、ちょい古めのエンジンのように、ポイントとディストリビューターで
点火時期を機械的に制御していれば、視覚的に説明しやすいのですが、最近では
ソレもありませんから、意図して " 点火時期を早めてパワーアップを体感する "
みたいな簡易的なチューンナップも試せません。( エンジン壊すからダメよ )
ピストンが上がりきったところで爆破しても、遠ざかって行くモノを押す感じで
力が発揮できませんからソノちょい手前、上がってくるのをグイと受け止めつつ
爆発させてドカンと力に変える、回転数に応じたソノ最適点を探るのです。
最大パワーが欲しい高回転域( ピストンに慣性的な勢いがある )ならば、進角
( 点火時期を早める )させても大丈夫ですが、そのままだと低回転域で、キン
キンキンとノッキング( 爆発が早すぎて上がってくるピストンを押し返す )が
発生して・・・ いつか壊れます。
現代ではコレや空燃比を回転数に応じて、パソコンの画面でセッティング出来る
のですから、これまた可能性が広がりますが、もしかしてスマホで出来る???
中山サーキット( 山陽スポーツランド )でのミニバイクレース前、何種類かの
ジェットと工具をウエストバッグに、暮〇峠を革ツナギ姿で往復し、登りでガン
ガン、シフトアップして行けるようなセッティングを探ったのは時効のハナシ。
ミニバイクといえど、エンジンをパワーバンドに乗せて扱うのは超難しいです。
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