ひと手間が惜しい仕上げ

 

 

もうこのあたりは " センス " と呼ぶしかない、わがままな領域かも知れませんが

昨日の軽トラのサイレンサー写真を載せて思ったのは、装着した際には当然まだ

青紫に染まる焼色の入っていない、薄いステンレス製の銀一色のマフラーだった

そこで「 これは使い始めると焼きが入るな 」と気付き、いや入らないとしても

作業後にグローブ跡など脱脂して、ヘンな染みが入らないように気遣うこと。

 

今回は一歩譲って軽トラのマフラーですが、例えばオートバイのステンレス製や

チタン製のサイレンサーやエキゾーストパイプ交換の際、平気で素手で触ったり

脱脂もせずに熱を入れてしまったり・・・ 

 

天井材などの、素地で使う木質建材を触る際もそうですね、しっかり気を掛けて

やらないと、数年後に手指跡の染みが浮き出てきたりします。

 

最近は改良されましたが、車検ステッカーの縁の透明部分に、貼った方の指紋が

残っているとか、裏側に書かれた満了月の文字がなぐり書きだったりとか。

 

アマチュアならいざ知らず、プロの仕事でも見掛けることがあるのが残念です。

 

次から次に仕事がある忙しい中で、もし「 素人じゃあるまいし、そんなところに

時間が掛けられるか? 」という声があるとしたら、それは時間の問題じゃなくて

「 そんな気遣いができるか? 」と言っているのと同義語ではないでしょうか。

 

はたまた、文字がヘタなワタクシが言うのですから、結構当たっているのではと

思うのですが、ヘタならヘタなりに一生懸命、丁寧に書けばいいものを、略して

なぐり書きしたりするのもだから、乱雑粗暴にしか見えない文字。

 

マフラーも天井材もステッカーもそうですが・・・ 文字がかわいそうです。

( そもそも、書き方を練習すべきですが・・・ )

 

素材、材料、etc 、すべてのモノに丁寧に接し、活躍させて、自分自身を活かす

たったそれだけです。

 

 

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