購入したタンスが届いていたのですが、そちらへ衣類を移動する時間が取れずに
しばし放置状態。 空のタンスがデンと居間の片隅にあります。
もちろん無垢材の高級品ではなく、置けるスペースなるべくいっぱいのサイズと
引き出しのスムーズさだけで選んだ既製品。
タンスを買ったのって・・・ そう、31年ぶり。
その31年前、すでにワタクシが一人で暮らしていた部屋に、自身の衣類が入った
紙袋二つを下げてやって来た彼女、当時そこにあったモノと言えば、14インチの
テレビと、置くところが無くて転がしていた極太ホイール&タイヤ4本程度。
いま思い出せば、ホント何もない部屋で、そういう意味では男一人、スッキリと
暮らしていました。( 笑 )
そこで二人、暮らし始め「 タンスは要るね 」と、低くて小さなタンスの購入。
あのタンスはどうしたのかな? 記憶おぼろげですが、それからそこで20年以上
暮らした、そのアパートを出る際に二人で粗大ごみ置き場まで運んだのでしょう。
それ以来のタンス購入です。
最近まではどうしていたのかというと、衣類は自作クローゼットの中にすべてが
仕舞えるように、上側にはアウター類を吊り、下側にアンダーウェア用のクリア
ボックスを数段重ねて使っているのですが、前々からその容量に限界が来ていて
「 タンスが要るね 」と、新婚以来( 笑 )彼女からの訴えが続いていたのです。
現代のヒトが生きて行くというのはホント、消費の繰り返しで、何もないゼロの
状態から、家具を一個、自転車を一台、と二人で買って揃えたのですが、それも
おかげさまで、何巡目かだったり、モノは増え続けたり・・・
31年ぶりのタンス購入に、手が届く範囲のモノがすべてだった二十歳そこそこの
二人の暮らしのスタートが思い出されます。
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