俳優もストーリーもすっかり忘れ、唯一、そこだけ覚えているシーンも、それが
正しい記憶か、ワタクシの創作が入っているのか、すでに定かではありませんが
ラーメン屋さんで修行中の主人公が、秘伝のスープを完成させ入れたズンドウに
網を被せ厳重に鍵を掛けて置いていたのですが、夜中に侵入してきたライバルが
ズンドウを傾けて容器に注ぎ出し、鍵など意味なくすっかり盗まれるというオチ。
自分自身でも、どこかでやってしまいそうな " オマヌケ " ですが・・・
子供向けドラマのタイトルは確か「 どっこい大作 」、間違っていないかウィキ
ペディアで調べるとどうやらソレで間違いなさそうですが、俳優もストーリーも
まったく記憶になく、唯一、覚えているのがそのシーンだけなのです。
で、ついでにアレコレ調べれば、1973年放送でしたから、すでに44年が経過し、
たったいま! それ以来初めて! ひらめくように! ワタクシの脳裏に、その
シーンの映像が浮かんだのですから、やっぱりヒトの " 脳 " って不思議。
てか、ワタクシの少ない脳容量が、44年前のまったくどうでもいいような情報で
その一部が使われているのかと思うともったいなさ過ぎですが、幼い頃の記憶が
ポツン、ポツンと残っていたり消去されていたりの、その取捨選択はどのような
基準なのか・・・ 大事なことから順に消されているような気がします。
という訳で、なぜ? ワタクシの脳にそんな古い記憶の映像が、ひらめくように
浮かんだのかというと、火曜定休を控えた月曜日の昼食に立ち寄らせてもらった
久々 " 東来春 " 、ワタクシの味覚の原風景ともいえる " 中華そば " のスープを
すすった途端に、ブワッと色々なことが浮かんだのです。
味覚の記憶、おそるべし。
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