地域アチコチの病院を訪れる機会は多く、その中には正面玄関横にヘリポートを
備えた救命救急センターがある病院もあり、稼働率は知りませんが、結構頻繁に
発着と遭遇しますから、一日の間でも相当回数の救急搬送があるのでしょう。
すでに外来診察時間も終了した夕暮れ時、ワタクシはその病院の中に居て、〇階
からエレベーターに乗ろうと、階下へ向かうボタンを押して待っています。
「 ポン ♪ 」と、小さな到着音が静まり返った病院に響き、ストレッチャーごと
乗ることが出来る大型エレベーターのドアがゆっくりと開き、先客に軽く会釈を
しながら乗り込むと・・・
「 アレ!? 」「 おぉ! 」
かなり希少な偶然、オートバイにも乗られるアウトドア生活超達人、知り合いの
女性じゃないですか!
ただ・・・ ワタクシは仕事ですが、彼女の場合、ご身内が交通事故に遭われた
その面会の帰りだそうで、気軽に話をしている場合じゃないようにも思いますが
まぁ、彼女の性格に助けられつつ、明るく近況報告など。
「 ところで、どなたが?」
「 父がオートバイで転倒して腕がもげそうになり、ドクターヘリで・・・ 」
マジ、めちゃオオゴトですやん!
生命の危機は脱しておられるようなので、書いちゃいますが、たしかオトーさん
〇十年も昔々、彼女が初めてのピカピカ新車のオートバイを買った際に「 どれ、
貸してみなさい 」と乗って出て、ひっくり返し、彼女に平謝りした記憶が・・・
ご身内の心労、ご苦労を察しつつ、なんちゅー若いオトーさんですのん。
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