自身、滅多に使う表現ではありませんが・・・
「 琴線に触れる 」もうそれだけで美しい日本語ですね。
と書きながら、用法についてワタクシの理解が合っているのか不安ですが・・・
テレビ電波がデジタルに切り替わる手前だった、時代遅れのカーナビを搭載する
ハイエースのソレは、バッテリーを数日間に渡って外していたその時から、もう
リセットしても何をしてもタッチパネルの調子が悪くなり、そのまま継続使用中。
モードによってダメになるようで、チューナー画面は正常に操作できるのですが
ナビ画面はまるでダメ、目的地のセットも何も出来ず、ただ現在位置を映すのみ。
で、たまたまHDD2台積みのモデルで、ミュージックサーバー機能があり、当時
「 懐かしいな 」と思いながらレンタルして再生したCDは、何でもかんでも録音
されたままになっているのですが、もちろん、その操作もままならずとはいえど
画面を見ながらの選曲は出来ませんが、運まかせのランダム再生は可能。
当時「 懐かしいな 」と思って借りた曲ですから、いまからすれば、20年前とか
30年前、いやもう少し古めの楽曲がいっぱい詰まったミュージックサーバーには
ワタクシがどんな曲を聴いて録音されたのか、それさえ忘れています。
移動中にスイッチを入れたラジオ、選局しても、たまたま興味を引く内容がなく
操作不良で放ったらかしのミュージックサーバーモードへ、さながらタイトルが
書かれていないジュークボックスにコインを入れて、真っ白のボタンを押す感じ。
録音された時にさえ、聴きもせずのオートマチックで入れたものも多く、なので
このアーティストの曲がミュージックサーバーにあるとは思いもしませんでした。
「 あ、このイントロ・・・ 」
と、流れてきたのはワタクシ自身、30年以上ぶりに耳にするメロディ、まったく
思い出すこともなかったのに、聴けば昨日のことのように褪せることなく鮮明に
駆け巡る、当時の背景や想い。
タイトルのないジュークボックスは、ふわっと5分ほどワタクシの琴線に触れて
そして、次のアップテンポな曲に移って行きました。
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