その、鉄格子で出来た球の中を天地関係なく走り回るオートバイですが、車種は
何だったのでしょう、いまならばデコレーションや、スカチューンしてあっても
排気量など言い当てられるとは思うのですが、幼い頃の印象から勝手に想像する
ならば、125cc くらいの 2st モトクロッサーだったか・・・
サーカステントの中に響き渡る、カン高い排気音と、オイル混じりのスモークが
観客をより興奮状態に誘っていたようにイメージします。( 実際の車種は何? )
現在はまったくですが、オフロードバイクのアマチュアレースの参加を繰り返し
そのための練習も惜しまない日々を過ごした時期もあったのですが、一部、輸出
向けの競技車両はあったものの、当時、4st は重くて大人しい、正反対に 2st は
軽くて過激、というイメージがあり、コース上も 2st がほとんどだったのですが
環境対策の面から等、アマチュア界でもいつの頃からか、軽量パワフルな 4st が
増えてきて、その大きな排気量の重低音に追い回されるとコワイ、コワイ。
" 音圧 " というのでしょうか、重さを感じず、軽快に吹き上がる 2st のレーシー
さとは違って、地の底から、周辺の空気を震わせながら湧き上がってくる 4st の
排気音の圧力は過激すぎて、乗っている自分自身でさえコワイほど。( 笑 )
アマチュア競技以外では、ウェアの背中が汚れるのを避け 4st を選択することが
多いのですが、シングル、500cc オーバー、レーシングエンジンの現在所有する
オフロードバイクは、パワーを楽しむどころか振り回されっぱなし。
なので、2st に跨ると、その軽快さに " なんでも出来てしまいそうな気になる "
ケガ誘発型の困ったオヤジ状態、もしかしたらワタクシも、あの鉄格子で出来た
球の中をクルクル走り回れるのではないかと思わなくもない。
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