2階建てに見えなくもない客間側の建物は、天井を抜いて構造上の梁と、それと
交差するように、火棚( 囲炉裏の上の方にある格子状の木組み )を吊るすため
新たに化粧梁2本を段違いで設けることで、より天井を高く見せている平屋。
そちら側の建物が増築側で比較的新しく( と言っても古い・笑 )その奥に位置
する、より古い母屋は小屋裏を部屋にした2階建て。
その1階をワンルーム構造にして、浴室、洗面、洗濯機、等々すべてを同居させ
まさに居間の文字通り、居ながらにして家事が出来る空間にしています。
そこで暮らす、飼い猫 " ゆず " 。
厚み、二寸五分の集成材で作った階段を、自由に上ったり下りたりしていますが
2階寝室( その奥には物置兼、衣裳部屋・笑 )には、ワタクシたちが眠るとき
以外は出入りが出来ません。
で深夜近くになって、ワタクシたちの目線先のテレビの下辺りや、ソファの上で
寛いでいる " ゆず " は「 そろそろねるじかん? 」と察知して、ヒトの一歩先を
トントントンと階段を上がり、寝室の引き戸の前で " 待ち " の姿勢。
扉を開けると、まずは寝室の窓枠に飛び乗って、周囲の点検を怠りません。
で、多少涼しく、いやいや肌寒ささえ感じるようになった昨日、今日、窓枠から
" トン " と、ベッドの上に下りてきた " ゆず " は、ワタクシの羽毛掛布団の隅を
ゴソゴソと持ち上げて・・・
そんな季節がやってきました。
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