圧抜きホースは取り外さずに残し、折り曲げてインシュロックで固定して、かつ
末端をナイロン袋で包んで様子を見ていた、斜めドラム式の全自動洗濯機。
その後、洗濯機下が濡れることは無くなり、トラブルは解決出来ているのですが
対策が正解だったのかどうかを確かめるために、再度、分解してみます。
と言っても、最下部のパネルを外し、基盤が入ったケースを避け、洗濯機真下の
床を目視してみるだけですが、キレイに乾いていて大丈夫。
しかし、圧抜きホースを包んでいたナイロン袋には極少量ですが、水が溜まって
いて、対策は効いていますが、根本的な問題は継続していることが分かります。
で、あとから分かったことですが、このモデルの初期ロットには圧抜きホースが
無く、すると逃げ切れない内圧が、洗剤投入口あたりを振動させ「 異音がする 」
という問題から、圧抜きホースが途中から追加されたようです。
設計段階の想定では実証が難しいでしょう。その後5年間以上の使用で、ドラム
から直接つながる、圧抜きホース内に洗剤カスや布ぼこりが溜まり、水気を誘引
しての漏水・・・ 同じ経年数前後の、同じモデルでは、同じトラブルが???
現在のところウェブ上では見かけませんが、今後、増えそうな気配。
メーカー名、機種番号は記していないのですが、もし、トラブル内容を列記した
検索でココにたどり着いた方が居られましたら、計4本のネジを外せば、内部の
蒸発皿が確認できますので、満タンになって溢れているのならば、そこに繋がる
圧抜きホースを「 コロしてしまえばOK 」です。
もちろん、部品を入手する方法があれば、圧抜きホースの新品交換がベスト。
コロすと、どこからか「 パコパコ 」と小さな音が発生しだすかも知れませんが
5年以上の使用、水漏れ、と比較すると、まったく気にならない問題です。
って、洗濯機をDIY修理される方の人口はどのくらいなんでしょ?
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