集落に入るための小さな峠に差し掛かる手前、ゆるいクランク状に短い橋を渡る
のですが、その名前が " 蛍橋 " ということからも、隠れた? 名所なのでしょう。
先週あたりからチラホラ見かけだしたホタルは、ピークに向けて乱舞しはじめて
いるようで、集落内でも、低く、高く、ふわふわと淡い光が踊ります。
この季節になると、自動車道を降りたあと川沿いを走る帰途上で、路肩停車する
多くのクルマを見かけるようになり、それはそれぞれホタル見学の真っ最中なの
ですが、例えば岸から川を横切る方向で見るのではなく、橋の上から川の流れに
沿って眺めると、近くに、遠くに、いっぱいのホタルが舞ってより美しいです。
さて、峠を越えて集落に帰ると、真っ直ぐ自宅に向かうのではなく、ほんの少し
遠回りして、田んぼの奥の小川の向こうに小高く自宅を見上げる道を行きます。
すると数は少ないのですが、自宅と竹林をシルエットに、ふわっと舞うホタルは
それは、それは、思い入れもあって幻想的。
そのホタルが庭まで舞い上がってくることもあるのです。
ほんの1~2分ほど遠回りのホタルドライブは、夕暮れの草をいぶす匂い漂って
シアワセいっぱい、素敵な環境の集落に住ませてもらっています。
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