「 カナヅチ持ってない? 」と尋ねられた、その理由に想像を巡らせて、道具と
材料を腰袋に用意し、出勤途上で立ち寄っての修理。
電話で尋ねられた際「 なにに使うの? 」と返せば、「 タンスの扉が外れたから
釘で打ち付けたいんや 」と。
さて、現場に到着しブツを拝見させていただくと・・・
外れているのは " 扉 " ではなく、コレは何て呼ぶんだ? フツーの5段タンスの
最下段の引き出しの " 化粧パネル " 。
タボで繋ぎ、接着剤で止めてあったモノが、経年の接着力低下で " パコッ!" と
外れちゃったんですね。 化粧パネルに中途半端に釘が刺さっています。( 笑 )
ただ少々年季が入ったタンスで、化粧パネルを受け止めるダボ、オス側の側板の
合板もすでにスカスカ、サクサクで、とてもじゃないけれど釘は利きません。
なので、想像で用意した材料から、木工ボンドたっぷりで合板を包み込むように
化粧パネルを接着し、当然ビスも利かないので、テープで固定。
クルマや家電、もちろん家具も、修理や工夫やリノベーションで、飽きずに長く
使ってあげることが一番のエコかも知れませんね。
ボンドが乾けば応急修理のタンス復活で、もうしばらくの活躍を期待します。
Copyright (C) 2000~ 平瀬謹也 All Rights Reserved.
コメントする