すでに古い記憶となる、現在の家への引っ越しの際には、軽トラ満載分くらいの
書籍を、もらっていただいたりして無くしたのですが、油断するとすぐに部屋の
アチコチに積もるので、注意を怠らないようにしなければなりません。
さて、それだけの勇気を振り絞ったにもかかわらず、処分しきれなかった、いや
引き取り手の無かった本、ダンボール数箱分がいまだ眠っているのですが、その
中にはたぶん写真集、1970年代中頃、NHKで放送されたドキュメンタリー番組
" 未来への遺産 " があるはず。
それこそ何十年に渡りページを捲ってもいませんから、カビてしまっているかも
知れませんが、思い出される写真は、アフガニスタンの大自然に広がる牧歌的な
風景の中で幸せに暮らす人々の姿。
その後、1980年代に入って、喜多郎氏のテーマ音楽が魅力的なドキュメンタリー
" シルクロード 絲綢之路 " の原点ともいえるような番組でした。
こう書くだけで、あのメロディと映像が頭の中で広がりますね。( 笑 )
正倉院から、中国大陸、中央アジア、東ヨーロッパへと文明を遡る旅のその道程、
侵攻によって踏み荒らされた土地、また過激な信仰で破壊されたバーミヤン渓谷
の遺跡群、ワタクシたちがザックを背負って歩ける間に、世界中を自由に、旅が
出来る世の中にしなければなりません。
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