" フェンス " と書いて思い出されるのは、その " 向こうのアメリカ " ではなくて
( BGM by 柳ジョージ&レイニーウッド ) そう、もう10年以上は経過している
跳び越そうとした際に溝に落ち、こっぴどく擦り剥いた、向こうずねのキズ。
そもそも " 跳び越そうとした " なんて書くと、馬のように疾走してきて軽やかに
パッと身を躍らせるイメージですが、そんな格好いいものじゃなく、よじ登った
フェンスの上で、2m弱の 「 溝の向こう側に跳ぶべきか、手前に降りるべきか 」
そんな悩みに答えを出せぬ気持ちのまま、踏み切った末の結果。
中途半端な結論は、中途半端な飛距離を生み、中途半端な場所に着地することに。
対岸のコンクリートの縁に、つま先だけ届いたクツは無念、溝の中へと滑り落ち
そのままの勢い、その角で、ズルッと向こうずねを。
その場に30分近くうずくまった後、" すねに傷持つ身 " になってしまいました。
その出来事はワタクシ自身に " 中途半端な考えはロクな結果を生まんゾ " という
戒めになっているのですが、10年前、その " 悟り " を語らせていただいた方から
「 そもそも、ええ歳をしてフェンスを跳び越そうと考えん事が重要ちゃうか? 」
との、お言葉の方が、より深い戒め。
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