音楽のように美しい言葉

 

 

バタバタと移動の途中での昼食、イスに座れば普段、購読していない日経新聞を

手に取ってパラパラとページをめくり、流し読みで目に留まった記事を熟読。

 

「 池上彰の大岡山通信 若者たちへ 」

 

ウラジオストクの若者に、日本語を学び始めた動機を聞いているのですが、その

答えが、「 日本語は音楽のように美しい言葉なので、勉強したかったのです 」

 

嬉しく感じるとともに、はたして現在、その言語で育った私たち自身が、美しく

語り、書くことが出来ているのかと恥じ入る思いもあります。

 

日本文学への造詣も深く 「 好きな作品は?」 と問えば、その答えが川端康成の

「 " 山の音 " です 」 と答えられていますから、ヒェ~!

 

忙しさを言い訳に、すっかり本を読まなくなっている自分自身への戒めのように

池上氏の的確に短くまとめられた文章が、グサグサと刺さります。

 

路地から見上げれば抜ける青空、どこからか、まつり囃子の太鼓の音がテテンと

聞こえ、キンモクセイの匂いにキュンとした想いつのる秋の日。

 

カバーを外した文庫本をバッグから取り出さねばなりません。

 

 

参考・日経新聞電子版は無料登録可、" ビジネスリーダー " → " 就活・仕事 "

 

 

Copyright (C) 2000~ 平瀬謹也 All Rights Reserved.

 

 

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://hopper.jp/mt/mt-tb.cgi/2253

コメントする

筆者にメール

ホッパーマスター
のホームページ

アイテム

  • labo_staff_s.png
  • labo_staff_s.png
  • labo_staff_s.png
  • labo_staff.png
  • coppadi-himeji2022-01.jpg
  • 20050425_hiace.jpg
  • rebirth-village01.jpg
  • hanayasu01.jpg
  • makidana_20220411.jpg
  • yuzu252.jpg

月別 アーカイブ

もっと過去分

Powered by Movable Type 7.8.2