春の添い寝

 

 

5年半前の11月、集落へと続く小さな峠の麓で拾ってきた飼い猫の "ゆず"、

本人 (本猫) に、そんな記憶は無く、きっと 「ボクが生まれ育った家に

あんたらを居候させてあげとんのやで」 といったところでしょうか。

 

手のひらに乗せて帰った夜には猫グッズなど何もなく、空き容器に入れた

おかかゴハンと牛乳をガツガツ食べ、整備用のバッドにコンクリート用の

砂を入れて置いたところがトイレのつもりです。

 

すると教えもしないのに、家に来て初めてのオシッコもウンチもキチンと

その用意した砂の上でするのですから、「ネコえらい!」

 

ワタクシの使い古した山用下着を敷き詰めたダンボール箱のそのまた隅で

小さく丸くなって寝ていた "ゆず" を、次の日には動物病院に連れて行き

検査をしてもらうと 「男の子ですね」 「えぇっ!」 と、驚くワタクシに

女医さんが捨てられては大変と 「お父さんにデレデレになりますよ」

 

"ゆず" のからだが小さいときは 「つぶされてはオオゴト!」 と感じてか

そうでもなかったのですが、大きく育った3歳の頃からか、肌寒い夜には

ワタクシの布団に潜りこんでくるようになりました。

 

そう、4月も目の前だというのに田舎暮らしは冷え込む朝も多く、飼い猫

"ゆず" は、いまだワタクシの布団で寝ているのです。

 

布団の寝やすい場所を確保するために、真夜中の "ゆず" と背中合わせの

"おしくらまんじゅう" を楽しんでいます。

 

yuzu99.jpg

 

「お父さんがデレデレです」 (恥)

 

 

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