土曜日の早朝からテーブルの脚を組み上げ、オイルステインで着色してから出勤、
帰宅後に染み出た油分を拭き取り、ケヤキ厚板の裏側と合わせてオスモカラーの
クリアで仕上げて、これまた塗布後に拭き取って塗膜をひたすら薄くします。
強風だけど晴れている日曜日には、天板、脚、ともに外に運び出して乾燥を促し、
午後からは、いよいよ脚の取り付けです。
が、さて・・・
たぶん地中に埋まっていただろう自然木をスライスした、曲がった形に味のある
厚板のどこにバランスがあるのか? 脚の取り付け位置が決まりません。
薪ストーブの前で仕事中の彼女まで外に呼び出して、あーだ、こーだ、喧々諤々、
裏側とはいえ、貴重な木を使わせていただき、そこにビス穴を開けるのですから
慎重にならざるを得ません。
思い切って場所を決定、脚を取り付けようとしますが、ケヤキが堅すぎてビスが
入って行かずに折れる始末、いや頼りがいのある頑丈さです。
仕上げてひっくり返し天板を上にしてバランスを確認、しっかり安定しています。
ハイエースの荷室の長さギリギリに積み込んで、傷が付かないように養生を施し、
タイダウンベルトなどを使い固定しようとゴソゴソしていて、アタマを勢いよく
上げたところに、堅くて頑丈で重いケヤキ厚板の、たまたま丸ノコを入れた鋭角。
アタマズキズキ流血中です。
Copyright (C) 2000~ 平瀬謹也 All Rights Reserved.
コメントする