中古民家改築、改装に使った材料の中でも、イメージを決定づける場所に使う
銘木選びでお世話になったお店に向かいます。
例えば、天井と屋根を抜いて天窓を作り、薪ストーブを据え置いたトイレ前の
汎用フロアと、厨房を仕切るカウンター材。
初めて銘木材を扱ったので、磨きも不十分でしたし、この位置に据えるのにも
四苦八苦しましたが、ほとんど切る捨てることのないピッタリ寸法。
ここに収まるのを待っていたかのような、やさしい手触りのポプラ材です。
もう1ヶ所は畳を上げて地面のコンクリート打ちからやり直し、大引き、根太、
断熱材、構造合板、30mm厚の杉板で作った囲炉裏部屋。
炉縁材は長めの鉄刀木 (タガヤサン) 2本を分けていただき、型紙を製作して
から何度も、何度も、検討を重ねて切断し、磨き、組み上げると、重みのある
色合いがシックな囲炉裏が完成し、これまた収まるのを待っていたかのよう。
炉は、床コンクリートから直接立ち上げ、分けていただいた品質の高い木灰で
満たしていますが、梁から下がる自在鉤と、素朴な感じの五徳がまだ無いので
太めの鉄筋などを使い、DIY溶接での製作が急がれます。
さてこの度、事務所の入り口の脇に設けた談話スペースの、テーブルとイスが
間に合わせのままだったので、その銘木店に寄せていただき、イメージに合う
天板を探させていただくと・・・
おぉ、目的の寸法にピッタリ! 曲がり具合と節に味のある神代ケヤキの厚板
と巡りあわせていただきました。
据えるまでには、磨きと脚を作らねばなりませんし、椅子も必要ですが自作?
・・・一日も早く、みなさんと出会える日を楽しみに。 (笑)
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