栗拾われ

 

 

朝一番、クルマの暖機運転中の1分ほど、実りの秋には毎朝10個ほどの庭先での栗拾いを

楽しんでいるのですが、その先の斜面や、そのまた下まで転げ落ちたところにもいっぱい

イガや実があるのが見えても、さすがに長グツ姿でなければ下りて行けません。

 

週末を待つには間がありますし天気も悪そう、かと言って真っ暗な帰宅時には無理なので

「よし! 明日は早起きして長グツ履いて出掛ける前にしっかり栗拾いしよう」 と帰路の

クルマの中で誓ってワクワク。

 

タイマーを仕込んで、暗くなってからの4~5時間ほどだけ点灯する、敷地入口の横にある

井戸小屋の灯りが、おかえりと迎えてくれます。

 

しかし、栗の木あたりは、4 x 4mほどの大きな玄関ヒサシを作る予定で準備を進めている

のですが、現在はモルタル化粧土間と基礎だけのDIY工事中断中で、照明がありません。

 

そんな暗い中、それでも彼女が手探りで、いや、足探りで栗拾いを楽しんでいます。

「ヤッタ! 1っこ見っけ」 「そこまでして栗拾いするかぁ」

 

5個ほどを足探りで見つけて、手のひらに大事そうに、いつも出入りしている奥側にある

カーポート下の出入り口に向かうと、人感センサーが働いて、パッ! と明かりが点いて

横にある、外流しも照らされて・・・ ???

 

シンクの中にドバッと大量に栗の実があるじゃないですか!

 

斜面の下の溝を挟んだお隣で畑をされている方が、イガが落ちているのに中々拾わない

ワタクシたちを見るに見かねて拾ってくださり、ドバッと置いて行ってくれたようです。

 

「ありがとうございます」

 

完成品をおすそ分けさせてもらうほど工夫した加工はしていませんが、がんばって何か

美味しくいただけるようにしなくては・・・

 

栗、拾われちゃいました。 (笑) でも、まだしばらくは楽しめそうですけど。

 

 

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