「月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅人なり。」
好きな古典 「奥の細道」 の序文の一節ですが、この章を音読するたびに
「あぁ、ワタクシ達は人生と言う旅の途上に居るのだなぁ」 と。
まだ見ぬ地を訪れてみたい、その思いも高まるのですが、駆り立てられる
自身そのものが、生きて行く長い旅の中にあるのでしょう。
それこそ誰しも山あり谷あり、幸せな時間も多々ありますが、そうでない
出来事にもいっぱい遭遇して今に至り、未来へと続きます。
以前から体調の急激な変化は承知し、皆で見守らせてもらっていましたが
今朝、唐突に旅の終わりが告げられ別の舟に乗ることになってしまった彼。
未来へと続くその道は娘に託し、その思いを受け取った彼女がしっかりと
歩いて行ってほしいと、微力ながら応援します。
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