いよいよ木工事としては最後の部分になる、外部に擬石を積んだその室内側の
ヒザ壁の造作、コンクリートとガラスが下地ですから工夫が要ります。
例えば普通、下地を作って壁材を張るのですが、ワタクシ流テクニックとして
それが難しいコーナー部とかで、先に構造合板側に下地を固定してから立てる、
みたいなことをするのですが、ヒザ壁もその方法で。
ここの床はモルタル仕上げでも大丈夫なように、厚板の巾木を用いているので、
刻んだ下地支柱に先に上端水平ラインを墨入れしておき、巾木に固定してから
立て、ガラスとの間にコーキングを塗った詰め木をして、x、y、両方向からの
垂直をしっかりと出してやります。
ガラスに平行な巾木の端は45度でつなぐので、その中線の22.5度で斜め切断。
最後の木工事ですからスキッと仕上げたいヒザ壁です。
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