懸念されていた低気圧も早めに過ぎ去り、心地よい風吹く街には幌をかぶった
トラックが出入りし、夕方からの人出に備えた準備に余念がありません。
最近では勇壮華麗、大きな屋台が揃うお祭りを見に行かせてもらったり、参加
させてもらったりしているのですが、幼い記憶のお祭りといえば梅雨時のこの
3日間がそうで、育ててもらった校区に人々あふれる 「ゆかた祭り」 です。
現在はどうなのでしょう、当時は母校の運動場に並べられた筒からいっぱいの
花火が打ち上げられ、その火薬の臭いがする、ヒモの付いた殻? を拾い集めて
遊んだ記憶が・・・
もうすぐお祭りの始まる時間、道には、バス停には、街に向かう浴衣姿の人が
続々と増えて、覆いをかぶったお城の下に華やいだ景色。
車の窓を開けて走りたくなる、そんな夕暮れ時には街をあとにするのですが、
思い出とやさしい空気に包まれて、おもわずの遠回りを選んでしまいました。
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